2009年3月20日金曜日

おくりびと (2008/日)

監督:滝田洋二郎
出演:本木雅弘 / 広末涼子 / 余貴美子 / 吉行和子 / 笹野高史 / 山崎努 / 杉本哲太 / 峰岸徹 / 山田辰夫 / 橘ユキコ


チェロ奏者だった主人公は所属していた楽団の解散を機に、妻と共に生まれ故郷の山形へと戻る
そこで新たな人生を歩むために就職した先は、遺体の旅立ちの準備をする納棺師という仕事だった

たまには流行りものも見てもいい、よね
まあ、ここだけの話、もう一本「バイオハザードX」という有名ゲームソフトの映画化した、のかもしれないやつも見たんだけど、あまりに退屈で開始30分で寝落ちして起きたらエンドロールでした
というわけでパッケージ裏の「アカデミー賞ノミネート」といううたい文句からして、発売延期とかしてがんばってパッケージ作り直す気はなかったんだなあ、という「おくりびと」です

というか散々にテレビでやってたんで、話の筋は知ってるし、あろうことかある番組のアホコメンテーターがラストの展開までしゃべってくれたんで、ぶっちゃけ終始フラットな感情のままでした
第一に感じたことは「これ、泣きを狙ってるというより、エンタテイメントな作りに近いなあ」と
とにかく話から演技から演出から分かりやすすぎるくらいに分かりやすい
力を入れて見入るってより、リラックスして見るのに適してると思いますね

そんな中で広末涼子の演技が狙ってるのかどうかしらないけど、分かりづらすぎる
お前わらってるのか、悲しいのか、怒ってるのか、なんか悟ってるのか、はっきりしろよと言いたくなる
ヘタに周りを固める役者陣が統一された分かりやすい演技なんで、よけいに広末涼子のなじんでなさが浮いてる気がする

あとはいいなあ、と思うシーンのほとんどがアカデミー賞受賞した時のテレビのニュースなんかで扱ってた所ばっかだったんで、特にいまさら感が…ね
無理だと思うけど、なんの予備知識もなく見た方が面白いかもしれませんね

いいところは他の人がいっぱい書くだろうから、あえてダメな所だけ書いていくけど、なんで劇中の登場人物は謝らないのか理解できない
誰しも一時の感情でキツイ言葉とかダメな行動とかしちゃうのはしょうがない
だけど、ドラマの中だけでもちゃんと相手に謝ろうぜ
それがないんで、最後まですっきりしない気分を引きずりましたよ

最後に、ラストのネタバレされた映画のつまらなさは異常

個人的評価:60点
オススメ度:若干微妙に面白い




おくりびと 予告

0 件のコメント: