2009年4月18日土曜日

クローン (2001/米)

監督:ゲイリー・フレダー
出演:ゲイリー・シニーズ / マデリーン・ストウ / ヴィンセント・ドノフリオ / メキー・ファイファー / トニー・シャルーブ / ティム・ギニー / エリザベス・ペーニャ / リンゼイ・クローズ


惑星ケンタウリから侵略戦争をしかけられている未来の地球
ある日、軍特殊兵器開発局長のスペンサーにケンタウリが作った人間爆弾型のクローンの容疑がかかる

某所でちょっと話題になったので視聴
しょうじき期待以上に面白かった
B級であることは間違いないが、全力で面白い映画を撮ろうとした結果のB級っていうのがよく分かります

CGの使い方にしても美術デザインにしても、がんばってうまくチープさを隠してる
なにより話のテンポがよくって、まったく中だるみせずに最後まで走り抜けた感がありますね
ただいかんせん、なんとも地味な上にご馳走が並べられてるけどなんか足りないって感じの所がB級くささを出しちゃってます

内容的にはとにかく逃亡劇がすべて
追いつ追われつ、それなりのドキドキ感はあるし、上にも書いたけどテンポがいいのも飽きなくていい
ただもうちょっと自分はクローンなのか否かみたいな主人公の葛藤、もしくは見てる方にどっちなのか迷わせる演出があれば作品がもっとしまったかな、と
最初に捕まった時にうたれた薬で、主人公は発作的に幻覚を見るっていうせっかくの設定をもうちょっとあざとく利用してもよかったような気がしないでもないですね

ラストもB級を見慣れた人はどうってことないだろうけど、ちょっと賛否があるだろうなと予想できます
まあ、ぶっちゃけ丸投げエンドですね
ストーリー的にも穴はありまくりだし、ラストの展開も腑に落ちるような落ちないような微妙な気持ちになるけど、このての映画は深く考えたら負けですからね

暇つぶしにはもってこいかもしれません

個人的評価:80点
オススメ度:良い意味で普通に面白いB級映画




クローン 予告

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