2009年4月24日金曜日

劇場版天元突破グレンラガン 紅蓮篇 (2008/日)

監督:今石洋之
出演:柿原徹也 / 小西克幸 / 井上麻里奈 / 斎賀みつき / 福井裕佳梨 / 谷山紀章 / 伊藤静 / 檜山修之 / 小野坂昌也 / 本田貴子 / 中村大樹 / 池田成志 / 根谷美智子 / 川久保潔 / 梁田清之 / 陶山章央


螺旋王と獣人に支配された地球
人間はひっそりと地下で暮らしていたが、ある日、少年シモンとカミナが謎の兵器ラガンとともに地上に降り立つ

TV放映時にコッソリと若人にまぎれて視聴してたおっさんとかどうよ?という問題はおいといて
しょうじきこのての映画化は設定を借りた完全オリジナルでも、素直なTV版ダイジェストでもイマイチな感じが否めないんですが、この作品でもやっぱりそんな感じで
明らかにTV放映を見たこと前提の作りが目立ち、さらに、もとが暑苦しいほど熱いのが売りなためにダイジェストにすると天ぷらの盛り合わせオンリーを延々くってる感覚に
なんというか最初の30分でお腹いっぱい、むしろ疲れさえ感じます

もとは悪い作品じゃないんだけど、ダイジェストにするといくら構成を丁寧にしてみても映画向きな作品じゃないんですよね
やっぱり一話一話をしっかりと見ていくタイプ、っていうかTVアニメってそういうもんですしね
ファンは本当に楽しめる…けど、新規で映画として見た人は「は?」ってなるかも

作品の性質上、仲間たちとのつながり、絆みたいのが重要になってくるんだけど、ここでもダイジェストゆえにイマイチ描き切れてない感が漂います
あとは敵勢力も同じく描かれ方が中途半端
どうせ新規に見るヤツなんかいないだろ、ファンはキチンと脳内で補完しながら見ろ、と言われてるようで、ね

一本の映画としてはどうかと思うけど、ファンならクライマックスの非ダイジェストっぷりに燃えるでしょう
いやあ、まあ盛り上がる盛り上がる
こういうお子様が喜ぶような熱い展開はおっちゃん嫌いじゃないよ
まあ、確かに盛り上がるけど、TV版の展開を知ってると「ここで終わり?」と思うのはしかたないんでしょうかねえ

個人的には、ごく個人的にはだけど、続編ありきで「つづく」エンドはいかがなものかと
まあ、ネタバレするとラスボスっぽい感じの螺旋王との決戦前で紅蓮篇は終わっちゃうんですよ、これが
最後の最後までファンアイテム的な映画だったなあ、ということで

個人的評価:50点
オススメ度:まあ、見ても見なくても




劇場版天元突破グレンラガン 紅蓮篇 予告

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