2009年4月26日日曜日

ボーダータウン 報道されない殺人者 (2006/米)

監督:グレゴリー・ナバ
出演:ジェニファー・ロペス / アントニオ・バンデラス / マヤ・サパタ / ソニア・ブラガ / マーティン・シーン / フアン・ディエゴ・ボット / フアネス


メキシコの国境の街では多くの工場が乱立し、そこには安い賃金で過酷な労働に身を費やす女性達がいた
そんな街で連続少女強姦殺人事件が起きてることを知ったアメリカの女記者ローレンは現地へおもむく

最近、バンデラスさんどうしてるんかなあ、と思ってみたんだけど…
なんというか、こんな不甲斐ない脇役やってるなんて軽くショックだったよ
ほとんど良いところなし、むしろ存在感が薄すぎる
いや、まあ、画面に出てくればその暑苦し演技はイヤでも目に入りますがね

内容的には事件を追ってたら、バックにどうしようもできない大物がいましたよ、っていうよくあるサスペンス
サスペンスでもあるし、アクションでもあるし、ドラマでもある…んだけど、ちょっとどっちつかずな中途半端感も否めないかも
ストーリー展開もすぐに犯人はどうにも手が出せない所にいるってのがすぐに分かるし、かといって真相を知りつつある主人公をつけ回す刺客=犯人なので、いつどこで誰に狙われてるのかみたいな緊張感はありません

展開もかなりご都合主義入ってるし、そう目新しいネタじゃないんでやや退屈
それでもこういう事件の奥に潜む大きな闇との戦いをドラマとして見せるんじゃなくて、徹底的にエンターテインメント精神で見せてくれるのは頭からっぽにして見られていい
悪者はみんな悪い顔して、しかも「俺が悪党だ」とどうどうと主人公と絡んでくるのは本当に分かりやすい
言葉を濁す人も少なくて「悪いとは思うけど、世の中そんなもんじゃん」と気持ちいいくらいのさらけっぷり

でも結局は悪者がいったいなんだったのか、って当たりは動機とかも含めて分かりませんけどね
しかも最終的に行き着いた所は、この作品のスタート地点とほぼいっしょ
事実をヒントに作った映画とはいえ、もっと、もうちょっとでもいいから明るい未来に前進した結末がほしかったかなあ、と

ようするに何が言いたいかというと、バンデラスさんがんばれということで

個人的評価:60点
オススメ度:バンデラスさんはアクション一筋に生きるべき




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