2009年4月21日火曜日

ゾンビーノ (2006/カナダ)

監督:アンドリュー・カリー
出演:キャリー・アン・モス / ビリー・コノリー / ディラン・ベイカー / クサン・レイ / ヘンリー・ツァーニー / ティム・ブレイク・ネルソン / ソニヤ・ベネット / ジェニファー・クレメント / ロブ・ラベル / アレクシア・ファースト / アーロン・ブラウン / ブランドン・オールズ / メアリー・ブラック


ゾンビが普通に存在する世界で、ゾムコンという会社がゾンビをおとなしくさせる首輪を開発し、ゾンビは人々の奴隷として扱われるようになっていた
そんな中、主人公の少年の家庭に一人のゾンビがやってくるのだが

この映画においてはまずは予告編をみてほしいですね
そうしてから本編をじっくりと見てみましょう
この作品の感想をかくとすると、ネタバレしていかないとなんともいかないんで、予告を見て面白そうだなあと思ったらとりあえずまずは本編を見ることをオススメします

では、今回は全力でネタバレしつついきます
まずはこれだけは言える、この映画マジキチすぎるわ
狙ってるのかもしれないけど見てて軽く引くほどのマジキチっぷり
予告を見るかぎり少年とゾンビのファイドの奇妙な友情物語…な気もしますが、まったく違いますから
まず序盤でファイドが首輪の故障で隣に住むおばさんを食べちゃいます
だけど主人公の少年はまるで信号無視しちゃったよ程度の罪悪感で「お父さんに怒られちゃうよ」と言いつつ現場から逃げます
次のシーンでは普通に少年とファイドは道であった知り合いの女の子と談笑…人が一人死んでるっていうのにすでに日常生活に戻ってるタフガイです

その後、証拠隠滅しとくかって感じでシャベル持っておばさんの死体の所にいくけど、すでにおばさんはゾンビ化
少年は普通におばさんの首をシャベルではねとばして、花畑に死体を埋めて証拠隠滅
だが、少年がおばさんゾンビを殺る前にすでにおばさんゾンビは人を襲っており、街はゾンビスパイラルに
結果として大規模なゾンビ狩りにまで至るけど、一方で少年は罪悪感いっさいなしに日常生活を絶賛満喫中
この時点で「この映画おかしいわ、確実におかしいわ」と思えます

話は進んでいじめっ子二人組が本物の暴走ゾンビを撃ち殺して人気者になろうと、ファイドの首輪をわざと壊します
まあ、ありふれた展開で実際に暴走ゾンビを目の前にしたらビビったいじめっ子は、ファイドの腹に一発撃ち込んだだけでオロオロ
その場には主人公の少年もいたし、まあいじめっ子が痛い目にあってみたいな展開かなあ、と油断してると…ファイドを撃った弾はゾンビの柔らかい体を貫通して、後ろにいたもう一人のいじめっ子にヒット→もう一人のいじめっ子死亡
さらにファイドが残ったいじめっ子をおいしくいただきましたとさ
マジキチ、まさにマジキチ

と、こんな感じで非日常な出来事が当たり前のように、しかも劇中では軽快な音楽にのって流れていきます
いちおうはジャンルはコメディにしたけど、まったく笑えません
つーか、逆にブラックすぎて怖いくらいですね

まさに新感覚なんだけど、けっしていい気分で見られたもんじゃない一本でした

個人的評価:70点
オススメ度:はいはいマジキチマジキチ




ゾンビーノ 予告

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