2009年4月18日土曜日

26世紀青年 (2006/米)

監督:マイク・ジャッジ
出演:ルーク・ウィルソン / マーヤ・ルドルフ / ダックス・シェパード / テリー・アラン・クルーズ / アンソニー・シトリック・カンポス / デヴィッド・ハーマン / ジャスティン・ロング / トーマス・ヘイデン・チャーチ


2005年、軍の実験で一年間の人工冬眠を受けることになったジョーとリタ
しかし、時は流れ二人が目を覚ましたのはバカだけが増え続けた2505年の地球だった

あの有名マンガを日本で映画化した話題作がはやくもハリウッドでリメイクと聞いて
というか、このタイトルはあからさますぎて逆に損してる気がしますね
普通の人だったら「さすがにこのタイトルにはだまされねえよ!」って見ないですよ

だけど内容は普通に面白いコメディだから困る
とにかくバカで下品でB級な個人的には大好きな部類ですね
設定も、利口な人は将来への不安や人生設計を意識して子作りに慎重になり、一方でバカはただただヤりまくって子供をバンバン作る
結果、地球の未来はSF映画のような近未来な世界ではなく、バカだけがはびこった現代よりはるかに退化した世界になっているという

設定も面白いし、現実の人たちにむけたブラックな笑いも多いです
例えば映画の未来では電解質入りのスポーツドリンクが飲み水などの上水のかわりになってるけど、なんで電解質入りなのか、そもそも電解質ってなんなのか誰も説明できないんですね
リアルでもなんか体によさそうだけどよく分からないものを入れた飲食物があって、それがなんなのか深く考えずにありがたがって買って口に入れてる現実とかしょうじき耳が痛い

まあ、だけど作品じたいは頭からっぽにしてバカがやるバカを笑って、普通な主人公が振り回される様を楽しむだけだけどね
ストーリーもあってないようなものだし、ね
あと劇中である悪者の名前がたびたび出てきて、いかにもそいつがラスボスなんだろうなあって空気になるのに、結局はそうでもない肩すかしはどうかと
ラストも現実的すぎてちょっとイヤ
毎度言ってる気がするけど、コメディはコメディらしくもっと夢のある終わり方してもいいじゃないかと

最後に手コキって単語がかなりの頻度で出てくるんだけど、こんな単語が普通に映画でも使われるようになった日本って素敵だね

個人的評価:70点
オススメ度:いかに自分でも90分ケツを映すだけの映画は見たくない




26世紀青年 予告

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