2009年4月28日火曜日

ダイアリー・オブ・ザ・デッド (2007/米)

監督:ジョージ・A・ロメロ
出演:ミシェル・モーガン / ジョシュ・クローズ / ショーン・ロバーツ / エイミー・ラロンド / ジョー・ディニコル / スコット・ウェントワース / フィリップ・リッチオ / クリス・ヴァイオレット / タチアナ・マスレイニー / ミーガン・パーク / ジョージ・A・ロメロ / ウェス・クレイヴン / スティーブン・キング / サイモン・ペグ / クエンティン・タランティーノ / ギレルモ・デル・トロ


仲間たちとホラー映画を撮っていた学生のジェイソン
ある日、あちこちで死人が生き返って生きてる人間を襲い始めたというニュースを知り、ジェイソンはこのことをドキュメンタリー映画として残そうと考える

恒例の特価DVDコーナーあさりにいったら、なんか入荷してたんで買ってみました
まあ、なんというか、最近のはやりになりつつあるのか知らんけど手ぶれカメラのドキュメンタリー風な作りですね

とにかく冒頭のニュースのシーンは得体の知れない不気味さと臨場感があります
そこからはじまって世界中でゾンビ化が進んでいく恐怖感、ゾンビが襲ってくるという怖さじゃなくてゾンビが増え続けている世界への怖さが描かれます
ゾンビはとろくさいノッソリ歩きのレトロチックな感じなので、もう襲われることに対する恐怖はないです

みんなで車にのってそれぞれの家族のもとへ向かう途中、仲間たちを失ったり、新たな出会いがあったり、ゾンビをからめたパニックロードムービーな側面もあるかもしれません
そしてよくできてるなあ、と思ったのは現代の個人が簡単に動画をネット上にアップできることによる個人ジャーナリスト気取りの存在、統制の取れない個人の報道により真実と偽りが入り交じることよる情報のノイズ化…
ゾンビものという主軸をよそにメッセージ性もある、っていうかなんとなくメタルギアソリッドみたいだなあと個人的には見てて思いましたね

所々で笑いのポイントがあるんですが、ぶっちゃけこの映画で笑いはいらんだろう、と
耳が遠い人とか弓とか、はっきりいって一気にドキュメンタリー風な作りが嘘くさくなります
個人的には許せる範囲だけど、どうなんでしょうかね

話もどんどんいい感じで進んでいくんですが、いっこうに解決の糸口や事件の真実、生き延びるための手段という光が見えてこない
その光に向かって終わろうが光は見えたけど暗闇に落ちようがいいんだけど、その光すら見えないクライマックスは、「これまでのはいったいなんだったの?」と言いたくなるくらいにチープすぎる

結局は「いや、まさか、これで終わりじゃないだろうな…」という最悪な状態でフィニッシュ
これはダメだろう…本当にすべてが台無しになってるよ
なんでこんな中途半端なもん作るかなあ
マジでクライマックスまでは食い入るように見てたのに…グッドバッド問わずキチンとしたラストを期待してたのに…

はいはいB級B級

個人的評価:50点
オススメ度:投げっぱなしダメ。絶対。




ダイアリー・オブ・ザ・デッド 予告

0 件のコメント: