2009年5月5日火曜日

ワールド・オブ・ライズ (2008/米)

監督:リドリー・スコット
出演:レオナルド・ディカプリオ / ラッセル・クロウ / マーク・ストロング / オスカー・アイザック / ゴルシフテ・ファラハニ / サイモン・マクバーニー / アリ・スリマン / アロン・アブトゥブル / マイケル・ガストン / メーディ・ネブー / サイモン・マクバーニー / ヴィンス・コロシモ / カイス・ネシフ


CIA工作員のフェリスは中東で暗躍するテロ組織を追っていた
上官やヨルダン情報局と協力してなんとか敵のアジトを探し出そうとするのだが

えっらい複雑そうに見えてそうでもなく、肩の力を抜いてボーッと見られましたね
ほぼ全編が中東で、ただただテロ組織のアジトを見つけるためにあれこれする…ってだけの内容なので地味といえば地味
それでも時間いっぱい画面から目を離させない吸引力というか、見せ方、映像的には問題ないかと

ちょっと演出的に軽いかなあ、と思うところも少し
情報局のボスであるハニの足を引っぱったことによって、こりゃ主人公は助かったとしても見せしめに死人がでるぞ、と思ったけどそうでもない
ハニに初めてあった時に「けっして嘘をつくな」と言われるけど、まあ上島的に考えてその後はゴニョゴニョっとなるけど、それに対する「直接的な」制裁が肩すかし
まあ、その件に関してはラストでネタバレがあるからあれだけど
あとは架空のテロ組織を作り上げていく過程は盛り上がっていくのに、その結果が「え?もう終わり?」な感じで食いたらない

なによりラストは「おい、主人公そんな扱いかよ」って感じで、良いところは全て脇役たちがかっさらっていっちゃいます
最後も、もしかして主人公やばいんじゃねえの的な演出ありながらそうでもない
主人公とその上司の確執、どこかとらえどころのない情報局のハニ、この関係でもっとどす黒いなにかが待っているようでそうでもない

全体的に面白いことは面白いんだけど、そうでもない不思議な一本
なんか自発的に面白さがはじけるオチの部分を放棄してるような作風でしたね

個人的評価:70点
オススメ度:嘘をもっとうまく利用できなかったものか




ワールド・オブ・ライズ 予告

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