2009年5月22日金曜日

東京残酷警察(2008/米・日)

監督:西村喜廣
出演:しいなえいひ / 板尾創路 / 堀部圭亮 / 紅井ユキヒデ / 坂口拓 / 菅田俊 / ジジ・ぶぅ / 澤田育子 / 泉カイ / マメ山田 / 山本彩乃 / 木ノ下もこ / 長澤つぐみ / 浅野麻衣 / 松木大輔 / 村田尚史 / 清水崇 / オッペマ / 園子温 / 豊島圭介 / 神谷誠 / デモ田中 / 塩田時敏 / 田野辺尚人 / 桐島チェリー / ナコシサヤコ / 三島ゆたか / 津村和幸 / 西村喜廣 / 重盛さと美 / 神田茉里奈 / 町田マリー / 中原翔子


警察が民営化された東京で日々、悪をこらしめる女警官ルカ
世間では人がミュータント化して暴れ回る「エンジニア」と呼ばれる者たちが猛威をふるっていた

まさにスタイリッシュキチガイアクション
ムダに残酷で、ムダに血が飛びすぎ、ムダにゴア、そして素敵で無意味でムダなシーンが満載です
惚れるわ

序盤からヒロインはざっくざっくリスカするわ、バズーカを地面に押し当てて発射の勢いでビルに登るわ、エンジニアをチェーンソウ二刀流で楽しそうに切り刻むわ…マジキチとしかいいようがない
そんなヒロインが所属する東京警察株式会社も基本は戦国時代風の兜をかぶるのが制服で、署長は囚人の肘から先と膝から下を切り落として首輪付きでペットにしてるし
覚悟のススメのカッコイイ所だけをなくしたような内容といえなくもない

ヒロインのお父さんも警官で、目の前で暴漢に射殺されてるんですが、ストーリー的にはよくある敵対してるエンジニアの首領が復讐相手(?)って感じで進みます
内容はうっすいけど、劇中に出てくるオシャレリスカ用カッターCMとか、ハラキリ防止CM、遠隔処刑制度CMなんかが狂った世界を演出してていい
あとはガチで見てて引く見せ物小屋のフリークス、なぜか暴走しはじめる東京警察とか見所満載ですよ

まあ、なんだかんだで敵の首領の板尾さんにエンジニア化されてしまったヒロインが、実は全ての元凶は署長だったと知り警察署に乗り込むんですね
よくある話ですが、それでも四肢切断された署長のペット囚人が手足の代わりに四本の刀をつけられてて、こいつをバトルするシーンもいい感じでキチっぷりが出てていい
そして、いよいよ署長とのラストバトルなんですが、あっさりとヒロインは署長の両膝を斬り落としてしまうんですね

実はラスボスは弱かった、ってのはたまにあるし、署長は人間でヒロインはエンジニア化してるから勝負にはならないよね…とちょっとガッカリしたその時ですよ
なんとこの署長さん、斬られた膝から出てる血を利用してジェット推進で空を飛んで襲いかかってきます
もう、大爆笑&テンションマックスですよ
しかも飛んでる最中はなぜか飛行機みたいに「キーン」とか高音響かせてるし
アホや、この映画最高にアホやで

でも手放しで全編楽しめたってわけでもなく、がんばってはいるけどチープさが痛々しい場面も多々あります
どうにもならないチープさをうまく隠せてもいないし、隠すことなく逆に笑いにかえてるわけでもない痛々しさってやつ
あとはネタかどうか知らないけど、続編あるよ的なものをラストに仕込むな、と
ハナから続編考えてて、最後にそれを臭わせる作品はガッカリ感がする

個人的評価:70点
オススメ度:血が出すぎ注意




東京残酷警察 予告

0 件のコメント: