2009年5月3日日曜日

地球が静止する日 (2008/米)

監督:スコット・デリクソン
出演:キアヌ・リーブス / ジェニファー・コネリー / キャシー・ベイツ / ジェイデン・スミス / ジョン・クリーズ / ジョン・ハム / カイル・チャンドラー / ロバート・ネッパー / ジェームズ・ホン / ジョン・ロスマン / ケン・カージンガー / レーン・アダチ / アーロン・ダグラス


宇宙より飛来した物体により、地球は壊滅の危機を迎えようとしていた
しかし、その物体は突如減速しマンハッタンに降り立ち、中から人型の影が現れる

地球が静止するとか、でっかい球体とかどんだけジャイアントロボなんだよ、という今さら感ただようツッコミをせざるえない一本
中身的にもがんばったB級って感じで、とにかくありきたりすぎてわざわざ映画化した勇気に乾杯ですね
あえて昔のB級のノリを現代の技術と資金力で本気で作ってみました、という遊び心があればよかったのに、これたぶん「新作としてがんばって作ったけど空回り」な映画じゃないんでしょうか

まあ、それでも大きくつまらなくはないですね
とにかくありきたりで脚本もチープだけど、逆に安心感的なものがあるようなないような
序盤、球体から出てきた巨大なアレが隠すことなくCG全開だったり、所々でCGとリアル映像の整合性がとれてない部分に萎えまくる
今どきの映画でここまでゲームのムービーみたいなCGの使われ方するのも逆に珍しい

あとは登場人物の一人である子供が、ね
リアルクソガキ演技は見てて不快になると何度いわせるのかと
明らかにクソガキの行動でじたいは悪化してるのに、本人は悪いことなんかしてない、謝らないって態度は殴って分からせてやっていいんじゃないか
泣いて落ち込んでれば誰か優しくしてくれるとか思っちゃったの?ん?ん?
クソが

それはそれとして、もう一つイヤだなあと思ったのが「人間とか滅んだほうがいい」ということに対して「人は変わっていけるじゃない」って答えはウンザリだ
確かに人は変われるよ、その場限りでね
ずっと人間のこと見てきたらほいほい変われるわけがないと分かり切ってるんじゃないかと
劇中でも人間の傲慢さ、攻撃性、その場の口だけの感情論、色々と描いてたからひょっとしたら別の答えで終わってくれると期待した私がバカでした

そんな感じで気になる所はありまくりだけど、B級として見ればアリ
ただけっこう話題になった作品だし、そういった感じで期待して見ると火傷するぜ、ボーイ

個人的評価:60点
オススメ度:天然B級もの



地球が静止する日 予告

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