2009年5月29日金曜日

コドモのコドモ (2008/日)

監督:萩生田宏治
出演:甘利はるな / 麻生久美子 / 宮崎美子 / 谷村美月 / 草村礼子 / 斉藤暁 / 榎木兵衛 / 北見敏之 / 深水元基 / 森郁月 / 柄本佑 / 上野樹里 / 光石研 / 塩見三省


田舎町の小学生、春菜は同級生のヒロユキと「くっつけっこ」という遊びをしていた
そして後日、学校の性教育の授業でその遊びがセックスという行為だと知り…

クソガキ耐性をつけようぜ、ということで視聴
まあ、なんというか、なにはともあれリアルクソガキだわ
しかも周りの大人たちもたいていリアル汚い大人ときたもんだ

物語的にもクソガキ共がだんだん団結してきたり、大人たちが理解しはじめたりして良い人化するんですが、前のクソガキ&汚い大人の印象が強すぎて、キレイにまとまってるようなラストもまったくスッキリしないから困る
展開的には妊娠発覚から大人には秘密、そしてばれることなく話は進み、その進行過程を田舎町の四季を描きながらゆったり平坦に流れていきます
思ったほど子供たちの青春ストーリーがドラマティックに展開するでもなく、まあ、クラスがまとまった所は面白かったけど、ちょっと食い足りない感は否めませんね

で、一番肝心なのは出産後、小学生という身で周りに隠しきれない状況下、社会とどう渡り合っていくかを楽しみにしてたんですが、出産後の話はおまけていど
ほぼ全編に渡って出産までの物語だから困る
ぶっちゃけ出産ストーリーなら小学生というシチュエーションでやる意味が薄くないかなあ
単なる、うっかり妊娠した男女が大人たちに内緒で子供を産む物語でしかない
小学生という立ち位置と妊娠出産というドラマが生きるのは、やっぱり出産後の生き方だと思うんですが

しかも、丁寧に出産までの過程を描くのはいいけど、全体的に雰囲気が退屈な気がする
どこまでも淡々としているから、小学生が妊娠出産というインパクトも薄くって、どこか予定調和な話に付き合わされてる感じ
それでも先まで見るのは、「で、結局どうするつもりなんだよ」という一点なんですが…
ガッカリだわ、あんまりにどうでもいい感じな「その先の展開」にガッカリだわ

結論から言えば子供好き、もしくは人の親とかじゃないと楽しめないんじゃないでしょうか

個人的評価:20点
オススメ度:はげしくどうでもいい




コドモのコドモ 予告

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