2009年6月19日金曜日

マイ・ドッグ・スキップ (2000/米)

監督:ジェイ・ラッセル
出演:フランキー・ムニッツ / ダイアン・レイン / ケヴィン・ベーコン / ルーク・ウィルソン / ブラッドリー・コリエル


第二次世界大戦中のミシシッピ州のある田舎町
内向的でいじめられっ子なウィリーの家で一匹の犬を飼うことになるのだが

犬を通して少年の成長を描く、ってありふれたストーリー
ありふれたストーリーの映画は、それゆえに面白くするためのハードルが高いです
だけど、これはいいわあ
癒されるわあ
個人的に動物好きってこともあるけど、犬好きなら見て損はないかもしれません

とにかくテンポがよくって、一つ一つのエピソードがぽんぽん展開していき「いや、この話でそんな引っぱんなくていいから」という感じのだるさがない
しかもいっけん消化不良なんじゃないのか、と思えるエピソードも見進めていくうちにちゃんとスッキリさせてくれる丁寧な作り
そして、とにもかくにも犬のスキップがいちいちかわいすぎる
見てて自然に笑顔になれますね

それでも気になる点はいくつかありまして
少年の父親が犬を飼うのを反対してて、二週間という条件付きでおためし飼いだったのに、特に父親と犬のフレンドリーエピソードがないままいつの間にか家族の一員になってる
終盤、スキップがある所にもぐりこむんだけど、なんでそこにいったのか分からない
じゃっかんリアルクソガキ演技にイラっとくる所がある
どれも気にしなければ気にならないレベルですけどね

このての映画では先の展開が読めすぎるほど読めるんですが、それでも全編通して「身近な人との別れがあるのか?」「スキップとの別れはあるのか?」という悲劇エピソードがいつくるのか、それともこないのかって感じの緊張感があっていい
そしてラストも個人的には好きですね…というかうるうるしてましたね
大泣き感動ものというより、静かにジーンとくる系って感じかもしれません

最後までこれ見ると、ぶっちゃけウィリー少年の成長物語を通しての犬のスキップの映画じゃないんか、と感じましたね

個人的評価:90点
オススメ度:男がかわいいもの好きで何が悪い




マイ・ドッグ・スキップ 予告

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