2009年6月26日金曜日

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい (2009/日)

監督:京田知己
出演:三瓶由布子 / 名塚佳織 / 藤原啓治 / 根谷美智子 / 山崎樹範 / 小清水亜美


ワルサワで静かに暮らしていた幼い男の子と女の子、そして妖精
人類と未知の生命体「イマージュ」との争いが進む中、レントン、エウレカ、ニルヴァーシュの神話が始まる

TV版は視聴済み
映画オリジナルストーリーなんですが、やっぱり原作知らんと盛り上がれない気がしないでもないですね
キャラクターの性格なんかもだいぶ変わってるんですが、それでもTV版で出てきたキャラ顔出していどでも画面に映った時に、知らん人は「は?なにこいつ、重要なキャラなの?」ってなるんじゃないんでしょうか

冒頭からニルヴァーシュの姿を見て、なんかのギャグかとも思いましたが、まあ世界観的にあってなくもないかなと許せますね
そして見進めて思うのは「序盤のテンポ悪いなあ」と
かなり駆け足すぎてる気がしますね
ぶっちゃけ一本の映画としては掴みに失敗してると思わざるをえない
序盤にレントンがエウレカを助けるシーンがあるんですが、演出的に盛り上げてるのは分かるけど、そこに至るまでの二人の関係の掘り下げがないから見てる方は盛り上がらない

だけど序盤を乗り切れば、やっと落ち着いた感じでストーリーが展開し始めるので、そこからがホントに面白かったですね
キャラの性格づけも個人的には好きな感じで修正されてて、非常にシンプルで分かりやすくていいです
まあ、物語の設定じたいはごちゃごちゃしたまんまですが
TV版の時からロボットアニメなのに戦闘を見るものじゃない、って気はしてましたが、そんなドラマ部分もくどくどしくないので見てて飽きないですね

そして意外だったのがクライマックスの盛り上がり
こういう元があっての劇場版って、どうがんばっても一本の映画というより「劇場版」にすぎない印象しかないんですが、これはホントに普通に最後まで面白かったですね
じゃっかんあざとい少年少女ものの甘ったるい所にイラっとこなくもないけど、まあ、それはそれで僕とかおっさんだし、若いもんはまた違う印象受けるんじゃないでしょうか

こう感想を書きながら振り返ってみると、やっぱりTV版見てないと楽しめないんじゃないかと思い直しつつありますね
レントン&エウレカ、ゲッコーステイトの面々の自分の中での記憶と、劇場版で描かれるキャラとの微妙なギャップが楽しいですから

個人的評価:70点
オススメ度:設定年齢17歳




交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい 予告

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