2009年6月14日日曜日

バンテージ・ポイント (2008/米)

監督:ピート・トラヴィス
出演:デニス・クエイド / マシュー・フォックス / フォレスト・ウィティカー / シガーニー・ウィーバー / ウィリアム・ハート / ブルース・マクギル / エドガー・ラミレス / サイード・タグマウイ / ゾーイ・サルダナ / アイェレット・ゾラー / ジェームズ・ルグロス / ホルト・マッカラニー / エドゥアルド・ノリエガ / レオナルド・ナム / ショーン・オブライアン


スペインのある街でテロ撲滅のための国際会議が開かれる
そこに出席した米国大統領が式場で暗殺され、シークレットサービスが犯人を追うのだが

どうも最近、頭からっぽにして楽しめるアクションを見てなかったので視聴
というか、軽い気持ちで見たけど、すっごい面白くて困らなかった
冒頭でもう暗殺のシーンがあって、その事件に関わった人たちの視点で、繰り返し時間を巻き戻しつつ暗殺の真相を明らかにしていくって感じ
この前見た「アフタースクール」の監督の前作「運命じゃない人」に近い作りですね

こういうジグソーパズルみたいにちょっとずつピースをはめていく感じの演出は大好きです
別の人の視点で見たら、実はこういう裏側があったんですよ的なのはやっぱり面白いわあ
まあ、しかしそんなストーリー展開より、この映画はとにかくアクションを見るものですね
「WANTED」みたいな斜に構えたスタイリッシュアクションじゃなく、ごくごくナチュラルにすっごいアクションをつないで、たたみかけていくから見てる方はどんどんテンション上がっていきます

とくに見せ場であるカーチェイスは普通にすごい
スロー演出とか、スタイリッシュアングルとか、そういうのなしに地味だけど臨場感ある撮り方でホントに疾走感があって、しかも映画の内容とうまく融合してる
いわゆる「お前、それ見せたかっただけちゃうんか」的なアクションは少なめですね

ただちょっとだけ難点があって、事件の真相のピースをうめていく過程は面白いんですが、できあがったパズルの画がちょっとイマイチかなあ、と
あきらかに偶然打開だし、うまく完成させたようでけっこうご都合主義な脚本がどうにも
まあ、でもそこに至るアクションで満足したので、すごい不満には感じなかったですが

深く考えずにアクションを楽しんだもの勝ちってことで

個人的評価:80点
オススメ度:大統領かっこいいよ大統領




バンテージ・ポイント 予告

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