2009年6月29日月曜日

死ぬまでにしたい10のこと (2003/カナダ・スペイン)

監督:イザベル・コイシェ
出演:サラ・ポーリー / アマンダ・プラマー / スコット・スピードマン / レオノール・ワトリング / デボラ・ハリー / マリア・デ・メデイロス / マーク・ラファロ / アルフレッド・モリーナ / ジュリアン・リッチングズ


夫と幼い二人の娘と暮らす23歳のアン
ある日、彼女は余命幾ばくもない体だと分かり、死ぬまでにしたいことをつらねて実践していく

どうもありがち臭と日本のやっすい携帯小説あがりの悲劇ドラマのテンプレっぽい内容な気がして敬遠してたけど、なんとなく手に取ったので視聴
で、結論から言えば、このヒロイン好きになれないわ
うん、まあわからんでもないけど、なんだかんだで自分の境遇を利用して甘えてる気がしてならない
なら、もっと大声出して甘えればいいじゃない、と
むっつり甘えんぼとかどうよ

若くして間近に死の宣告を受けた
23歳で夫も子供もいて幸せといえなくもないが、普通の人ならまだまだ気ままに遊びたい盛り
じゃっかん窮屈に思える家庭だけど、死を前にしてそのからを作って窮屈にしてるのは自分自身だと気づくわけですね
基本的に人は自由、なにしてもいい
それをできるかできないかはその人しだいって感じで

そんなこんなでむっつり甘えんぼなヒロインは勝手を始めるわけですね
はっきりいって見ててマイナスイメージしかなかったですが、それでも父親と会ったシーンでちょっとだけ「ああ、そういうことね」とプラス方向にイメージ転換できました
でも、その後の展開は蛇足に思えなくもない

ラストのしめかたは好きな感じですね
この作品として一貫したゆえのラストって感じでいいです
ただどうしても内容的に、若いゆえに悟ったと思ってたことは実は中二病的思考で、死までの時間がないからそのことを思い直す間もなく逝っちゃった、って思えてしかたない
いい話のような気がするけど、どうにも落ち着かない

「そもそも自分のやっていることが不思議に思うようでは、もう終わっているよね。それはレベルが低すぎる。論外」
なんとなくイチローさんの言葉が脳裏にちらついてました

個人的評価:40点
オススメ度:けっして泣かせ映画ではない




死ぬまでにしたい10のこと 予告

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