2009年6月19日金曜日

バンク・ジョブ (2008/英)

監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:ジェイソン・ステイサム / サフロン・バロウズ / スティーブン・キャンベル・ムーア / ダニエル・メイズ / ジェームズ・フォークナー / アルキ・デイヴィッド / マイケル・ジブソン / ジョージア・テイラー / リチャード・リンターン / ピーター・ボウルズ / アリステア・ペトリ / ハティ・モラハン / ジュリアン・ルイス・ジョーンズ / アンドリュー・ブルック / ルパート・フレイザー / クリストファー・オーウェン / キーリー・ホーズ / デヴィッド・スーシェ / コリン・サーモン / ミック・ジャガー


1970年のイギリスで、ある男に銀行の地下貸し金庫襲撃の話が持ちかけられた
生活に困っていた男は、かつての悪友に声をかけて銀行強盗に関しては素人たちによる襲撃計画が実行される

ひさしぶりに普通のサスペンスに出会ったような気がする
そうそうはじけてる感じはないけど、けっこうな良作だと思いますね
麻薬密売組織のリーダーを捕まえるも、そのボスが国家的な弱みを握っててそれを銀行の地下金庫に隠してある
お偉いさんたちも大ごとにせずに、しかも自分たちの手を汚したくないってんで強盗の外注をする感じですね

主人公のおっさんがかつての悪友たちであるおっさんグループを組んで、額に汗して楽な生き方をしようと奮闘するわけですよ
若いやつらのスタイリッシュ怪盗アクションなんざそこにはないです
まあ、それでも面白いんですが、この映画は後半が特に盛り上がってきていいですね
地下金庫には当初の目的だったブツ以外にも、いろんなものが隠されてるわけで…単純な陰謀劇ながらも、それがいくつか重なっていきながら主人公たちをしめつけていく様子は面白い

そんな中で主人公は敵対勢力の人たちと頭脳戦をはじめるんですが、ちょっとこの頭脳戦パートは弱いってのはいなめません
基本、主人公の言うことにはみんな素直に乗っかってくるので、あんまり駆け引き的なものはないかな、と
でもパワープレイながらも事件におさまりがついていく様子は見てて面白いからいいかな

ただ、一つだけなんともいえない所が
劇中に実直な警官がでてくるんですが、その警官と主人公たちの最後のやりとりはどうなんですかね
じゃっかん巻き込まれて強盗した感はあるとはいえ、それでも罪は罪なんじゃねえのって感じで
お偉いさんとか弱みをちょっと握られてる人たちが主人公たちの扱いに困るのはわかるけど、実直な警官ゆえにもっとキッチリ割り切って仕事するのが流れ的にあってると思うんですが

手放しでよくできた話とはいえないけど、映画としての面白さは十分にありました

個人的評価:80点
オススメ度:銀行強盗するだけの映画じゃねえから、これ




バンク・ジョブ 予告

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