2009年7月3日金曜日

ゾンゲリア (1981/米)

監督:ゲイリー・シャーマン
出演:ジェームズ・ファレンティノ / メロディ・アンダーソン / ジャック・アルバートソン / デニス・レッドフィールド / リサ・ブラント / クリストファー・オールポート / ロバート・イングランド / マイケル・パタキ


小さな田舎町で狂気じみた殺人事件がおこる
へんぴで平和な小さな町で何が起こっているのか、シェリフのダンが捜査に乗り出すのだが

油断した
もうクソB級のオブ・ザ・デッド映画を見ようとしたつもりが、普通に面白い内容に楽しんでしまいましたね
地味に話は進むんですが、時折はさまれる狂気のシーンやグロイ死体のシーンとゆるやかな作風のギャップがたまりませんね
なんというか、クソ映画っぽい気がしないでもないけど、ヒマだから見はじめた深夜映画が思いの外に楽しくて最後まで見ちゃった爽快感みたいな

これゾンビ映画といえばゾンビ映画なんですが、あからさまにゾンビっぽいのが人を襲うんじゃなくて、とにかく静かな恐怖を味わう系です
いったい町で何が起こっているのか、正気と狂気の狭間でグラグラ揺れる様子を楽しむのがいいんじゃないかと
しょうじき、見終わるまで制作年とか気にしてなかったんで、「古い作品なんだろうけど、なんか新しいな」と思ってみてましたね
しかも、まさか81年の映画だなんて思いもしませんでした
さすがにもっと新しいと予想してたんで

内容的には、町で次々と殺人事件が起きて、それを主人公のシェリフが調べていくうちに町に予想以上にやばい暗部があると思い始める、って感じで
ここら辺は見てても主人公と一緒になって、謎を追いつつ楽しめます
そして、やっぱり死体のグロさはインパクトあるかと
この時代にここまで死体再現するとかすごい気がしないでもない

それでもやっぱり難はちょっとあって、さすがにご都合主義としか思えない展開がちらほらあるのは、ね
そして事件の真相があんまりにもB級すぎて困るような困らないような
さらにラストのオチも「うん、まあ、そうだろうね」とインパクトはあまりないですね
いや、この映画の公開当時に見てれば斬新だったかもしれませんが、今となっては「ああ、あるよね。そういうの」な感じで

なんとも途中までは新しいような気がしないでもないけど、ラストはやっぱり多い日も安心なそんな作品でした

個人的評価:70点
オススメ度:ぜったいに邦題で損してる映画




ゾンゲリア 予告

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