2011年6月20日月曜日

ALWAYS 三丁目の夕日 (2005/日)

監督:山崎貴
出演:吉岡秀隆 / 堤真一 / 小雪 / 堀北真希 / 三浦友和 / もたいまさこ / 薬師丸ひろ子 / 須賀健太 / 小清水一揮 / マギー / 温水洋一 / 小日向文世 / 木村祐一 / ピエール瀧 / 神戸浩 / 飯田基祐 / 麻木久仁子 / 奥貫薫 / 石丸謙二郎 / 松尾貴史 / 小木茂光 / 益岡徹






昭和33年、東京は夕日町三丁目に青森から就職してきた少女、六子
就職先の小さな自動車修理工場の社長の鈴木と、売れない作家の茶川を軸に人々のふれあいを描く

日本人が忘れていた心を懐かしい映像タッチで描く感動作品
という作り手の意図がいやらしいほど伝わってきて、さらにギャグとしか思えないCGで観てる方のテンションはだだ下がり
泣ける映画だと思ってたけど、実際に観てみるとそうでもなかった
懐かしくておもしろいというより「あるある」と共感する作品でしたね

話的には昭和33年の世界観の中、厳しくも根はまっすぐな人たちがつむぐ人間ドラマ
懐かしい情景の箱庭世界でちょっといい話の寄せ集めストーリーが次々に展開していきます
個人的にどうもこの世界観が「子供だましの作り物」っていう印象を最初に抱いてしまったので、なんとも雰囲気になじめなかった
もちろん「いい話だなあ」と思えるエピソードはこれだけあれば1つ2つはあったけど、総じてみれば「うーん」といった感じ

あとは話がぶつ切りになって次の「いい話」に移っていくのがなじめなかったのと、初期の鈴木オートの乱暴な性格はよかったのにあっという間に丸くなっちゃったのがどうも
昔ってもっと乱暴で暴力的な言葉や行動をする人が目立って、そんな中でも芯は熱くて優しさをはらんでいる…って感じだったと思う
この作品では軽すぎる良い子ちゃんキャラが多すぎて、どうも好きになれなかった

と、ノスタルジック的なアレをウリにしてる作品でそれを感じられないっていう時点で、あとに残るのは「ちょっといい話の寄せ集め」だけになってしまうわけで
個人的にはどうにもノリきれなかった一本でした

個人的評価:50点
オススメ度:ヴァーチャル世界にしかみえない




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