2009年2月22日日曜日

ふたりにクギづけ (2003/米)

監督:ボビー・ファレリー / ピーター・ファレリー
出演:マット・デイモン / グレッグ・キニア / エヴァ・メンデス / ウェン・ヤン・シー / パット・クロフォード・ブラウン / レイ・ロケット・ヴァリエール / トミー・ソンイン / テレンス・バーニー・ハインズ / シェール / ジャッキー・フリン / シーモア・カッセル / グリフィン・ダン


外向的で陽気な兄、内向的で内気な弟、二人は体が胴の部分でつながっている結合性双生児だった
ある日、兄のウォルトは俳優になりたいと慣れた街を離れ、ハリウッドに行きたいと弟のボブに話す

結合性双生児という離れたくても離れられない重くて二人の確執を描いていく内容なんだろうな、と思ったら大違いでしたね
というか、しょうじき重い内容だったらイヤだと思ってたんで、これは予想以上に面白かった

そもそも周りの目とか結合性双生児という生まれについての確執はほとんど兄弟の間で解決している、という前提で話が始まるのがいい
身体的なことでの周囲の目は確かに厳しいけど、それ以上に兄弟の絆が強くて安心してみていられます
で、どんどん話が進んでいくうちに、これって兄弟愛の映画なんだなあっていうのが分かります

特に終盤、それぞれの必要性を痛烈に感じるくだりは、ありふれた感もするけどいいですね
変にかたくなにならなくても、本当に必要なのが兄であり弟であってもいいじゃない
幸せは他人の評価で決まるんじゃなくて、自分でそう感じるものってことで

とはいえ、全編そんなに感動するって話じゃなく、重すぎず軽すぎずなライトでさわやかな雰囲気で、そう気負わずに見られるし、身体的なことで同情をかう姑息な映画じゃないのが好印象

個人的評価:70点
オススメ度:ナイス兄弟




ふたりにクギづけ 予告

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