2009年9月3日木曜日

ひみつの花園 (1997/日)

監督:矢口史靖
出演:西田尚美 / 利重剛 / 加藤貴子 / 田中規子 / 鶴田忍 / 角替和枝 / 内藤武敏


お金が大好きな咲子は銀行勤めの最中に強盗に人質としてさらわれてしまう
咲子を乗せた逃走犯は樹海の奥地で事故をおこし、咲子をのぞいてみんな死んでしまう
無事に生還した咲子だが、ニュースで犯人たちが5億円を持っていたと知り、そのありかに心当たりのある彼女は樹海の奥地を目指す

ほら、君のスカートの奥のひみつの花園を見せてごらん
なんて内容じゃねーから、これ
いわゆる脱力系コメディってやつですね
しょうじき、こういったジャンルはどっちかというと嫌いなんですが、見始めて初めて知ったのでなんとも

とりあえず面白くなってくるのは、最初の強盗のくだりが終わってから
逆にいえば冒頭で挫折する人もいるだろうなあ、と
かなり心が広くないと最初の数分でクソ映画認定はいるでしょう
とにかく最初の方のコメディとしてのおもしろおかしさがすべりすぎ
あまりに狙いすぎてて逆にさむいことこの上ない

それでも大学のくだりでじょじょに面白くなってきて、チューリップちゃんが登場するシーンで面白さMAXになります
そこからは普通に楽しいようなすべってるような微妙な空気でゆるゆると
まあ、とりあえずヒロインの性格を許せるか否かでこの映画を楽しめるかどうか決まるんじゃないでしょうか
「どこか行くの?おごり?じゃあ、その分お金ちょうだい」そんなことを平然と言えるビッチを許せるかといえば、個人的には全力でNOですけどね

とにかく映画全体的に押しつけがましさが目立ちますね
「ほらほら脱力系だよ?ん?ほら、ゆるーくいこうよ。ね?面白いでしょ?ね?ね?」って常に言われてる気分
最初は気にならなかったけど、見進めているうちに許容範囲をこえました
そんな個人的な心持ちを抜きにしても、クライマックスからラストにかけてどんどん作品のノリが失速していってるのが分かります
特にあのラストはどうなんだよ、と
というか「だからなんなんだよ」と

というわけで面白いと思える人には面白い、ダメな人はまったくダメな作品かもしれません

個人的評価:40点
オススメ度:じゃっかんナウなヤング向き、なのかな?

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