2009年9月29日火曜日

愛の伝道師 ラブ・グル (2008/米・カナダ・独)

監督:マルコ・シュナベル
出演:マイク・マイヤーズ / ジェシカ・アルバ / ジャスティン・ティンバーレイク / ロマニー・マルコ / ミーガン・グッド / ヴァーン・トローヤー / ベン・キングスレー / オミッド・ジャリリ / テルマ・ホプキンス / ジョン・オリヴァー / ジェシカ・シンプソン / カニエ・ウェスト / ヴァル・キルマー / マリスカ・ハージティ


愛の伝道師であるグル・ピトカ
彼のもとに恋人を敵チームのライバルに寝取られたホッケー選手の立ち直らせる依頼がくる

良い映画を観たあとって、無性にクソ映画にチャレンジしたくなるよね
ということで、かの権威あるラズベリー賞を受賞だかノミネートされただかって作品を視聴
いやあ、クソ映画だわ
まるで面白くない
ここまで笑えないコメディを作るのも才能といってもいいかもしれません

コメディっていうジャンルは、笑わせることを主体にしている以上、作り手の予期せぬ所で楽しむことができる「素敵ポイント」が見つけづらいんですね
それゆえに内容で勝負せざるえないんですが、肝心のギャグが最初っからスベリっぱなしでどうにもこうにも
笑いのセンスが古くさい上に、こじんまりとまとまった限定空間でのギャグしかなく、馬鹿馬鹿しいほどはっちゃけて大風呂敷を広げるような笑いはありません
英語のニュアンスをギャグにしてるシーンや、会話で笑わせようとしてるシーンが多いので、ぶっちゃけ原語を理解できないと面白くもなんともない
日本のバラエティ番組でたまにある「あいうえお作文」を第三者が英訳して、あっちの人たちに披露しても訳が分からない…みたいな状態

それでも終盤の展開や主人公のピトカのキャラは面白いと思うんで、もっと破天荒な恋愛セラピストが一見バカなことをやりつつもちゃんとみんなを笑顔にしていく、という主軸で対象者をもっと多くの人数にしていけば楽しめた…かもしれません
とにかく「ちんこちんこ」言ってれば笑ってくれると思ってるんでしょうかね
こういうギャグが通用するのは「オースティンパワーズ」がヒットした時代までです
ようするに、あの頃からまったく進歩していない、と

ストーリーとか特に語るような内容じゃないですし、つまらない…というか、むしろ寒い印象しかないコメディってどうよ

個人的評価:20点
オススメ度:これで笑える人は安上がりで幸せ者だ




愛の伝道師 ラブ・グル 予告

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