2009年8月16日日曜日

ナイトミュージアム2 (2009/米)

監督:ショーン・レヴィ
出演:ベン・スティラー / エイミー・アダムス / ロビン・ウィリアムズ / オーウェン・ウィルソン / リッキー・ジャーヴェス / ハンク・アザリア / クリストファー・ゲスト / スティーヴ・クーガン / ビル・ヘイダー / アラン・シャバ / ジョン・バーンサル / ミズオ・ペック / パトリック・ギャラガー / ジェイク・チェリー / ラミ・マレック

事業が成功し、自然史博物館を去っていたラリー
そんな時、かつての展示品の仲間たちがスミソニアン博物館に送られることになり

8割が家族連れ、残りがカップルと同性の友達同士で見に来てる完全アウェーの劇場内で、一人寂しくファミリー向け映画とか見てるおっさんを見ても痛いと思わないでください
ということで直前に前作をすべりこみ鑑賞して見てきました
そして誰もが思うだろう最初の感想「ラリー、おまえ博物館のみんなと仲良くやってたんじゃないのかよ!なんで博物館やめてるんだよ!」としか言いようがない

などとツッコミもしましたが、しょうじき今作はそんなツッコミは無粋ですね
前作以上にコメディよりになって、ストーリーなんてクソ食らえなはちゃめちゃオンリーの前作ファン向けお祭り映画でしたから
シリーズとしてのナンバリング作品というより、ホントに後日談というか1を好きだった人にちょっとだけ夢の続きを見させてあげますよ的な映画
前作を見たことを前提に話が進むんで、いきなり2を見ても絶対についてこれない内容
よほど思い入れがあって1の内容をよく覚えてるって人以外は、直前に1を見てからにした方が無難かも知れません

逆にいえば一本の映画作品としてはとてもじゃないけど大ざっぱすぎる
登場キャラもナポレオン、イワン雷帝、アル・カポネ、アインシュタインなど前作より一般にもなじみのある人(や物)が多いので、ゆえに個々のエピソードの掘り下げがなく、結果的に単に顔出しだけのキャラが多い
そのくせアメリアとかいうビッチがやたら前面に出てくる
スミソニアンという巨大な舞台でありながら、まったく巨大さが伝わってこない
ラリーの息子の登場する意味がない

普通に見ればそんな悪い部分が気になります
ただファン映画として見れば、ほぼ全編アクションかコントで構成されていて、しかもおとぼけな敵との掛け合いも楽しいんで、頭からっぽにして見た者勝ち
コメディ部分も日本人的にも受けやすいネタが多いですし、それでいて映画好きむけのパロディがあったり、モトローラとか分かる人は分かるネタ、よくよく考えるとブラックなユーモアもあったり、コメディ好きなら普通に楽しめます
コメディは楽しければいいのさ
個人的には死者の門から出てきたヤツの顛末が「おまえらなんなんだよ」って感じで面白かった

作風的にも後日談みたいということで、ラストのオチもこれ以上は続編を作る気がないってのが伝わってきます
まあ、ラストがああなった以上、続編を無理に作ってもこけるでしょうね

個人的評価:60点
オススメ度:1を見ましょう。話はそれからだ




ナイトミュージアム2 予告

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