2009年8月21日金曜日

宇宙(そら)へ。 (2009/英)

監督:リチャード・デイル
日本語版ナレーション:宮迫博之


アメリカの宇宙を目指したロケット計画
その歴史を当時の映像をもとに今にいたるまでを描く

二日限定500円ということで見てきました
けっこう親子連れもいましたが、さすがに年齢層は高め
一人映画な人もちらほらいましたね
まあ、それはそれとして、やっぱり宇宙・ロケットといえば男の子のロマンじゃない、憧れるじゃない

吹き替え版で見たんですが、ナレーション以外の当時の映像なんかの音声はオリジナルの英語なんで、けっこう字幕が多く、逆にナレーションは極力ひかえめなんで、吹き替えだから気楽にっていうわけにはいきませんでしたね
しかもなんかしらないですが字幕の流れがじゃっかん早いような気もしました

冒頭のロケット打ち上げ映像からテンションあがりまくり・・・だったんですが、内容的にどうも思ってたのと違いました
それほど航空宇宙関係の知識はないんですが、それでもニュース等で一度は見たことがある映像ばっかりなんですね
ロケット開発とか有名すぎるゆえに、ニュース、テレビのドキュメンタリーなんかでよく流れるもの以上はありませんでした
オリジナルの過去の記録映像だけで構成されてるんでしかたないかもしれませんが

あとは見てて初めて気づいたんですが、この映画はアメリカのロケットしか扱ってないんですね
もっと他の国のロケット事情、宇宙に対する思いを描いていくものと想像していたので、ちょっと拍子抜け
しかも打ち上げ失敗などのマイナス部分の描写は多少ありますが、基本は成功の先にある栄光と英雄の話でしかありません
いわゆるきれいごとだけじゃないダークでダーティな泥臭いロケット開発の裏側がまったく描かれていないのはどうなんですか、と

結果的にアメリカのロケット開発の有名な部分をつまんだ、超安定で意外な発見とか一切ないダイジェストなドキュメンタリーになってます
当時を振り返っての関係者のインタビューや、ロケット開発を裏で支える人たちとかドキュメンタリーの基本じゃないのか、って所は全スルー
学校の教材、もしくはNASA万歳したい人向けとしか思えない内容でした

しょうじき本気で見てて眠くなる内容だったけど、ちょっとためになったことも書いておきます
自分の知識がないだけかもしれませんが、ロケットが大気圏を突入して地球に降り立つときの外の温度は太陽の表面温度の二倍にもなるそうです
ということはロケットとか温度的な面では、太陽の表面とかも余裕で飛べるんだなあ、と
まあ、どうでもいいかもしれませんが

個人的評価:30点
おすすめ度:子供はマジですぐに飽きるから見せるのはよく考えてから




宇宙へ。 予告

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