監督:ピエール・モレル
出演:シリル・ラファエリ / ダヴィッド・ベル / トニー・ダマリオ / ラルビ・ナセリ / ダニー・ヴェリッシモ
暴力犯罪に対し、問題地域を壁で隔離しているフランス、そのバンリュー13地区
腐りきった街を支配するタハ、そんな街でも最低限の一線を守るために二人の男が立ち上がる
個人的にフランス映画の中で大好きなジャンルでもあるスタイリッシュバカアクション映画
もうとにかく全力全開でスタイリッシュでバカすぎて大満足
ストーリーとか便所に流して捨てちまいなって感じで
雰囲気的には東洋のカンフーものを意識しつつ、様々なギミックを使ってアクションしていきます
止め絵のかっこよさではなく、あくまでアクションの流れに感じるかっこよさがいい
そしてけっこう展開的に意外というか、よく分かってるじゃないって感じの所が随所にあって良いですね
序盤、敵対勢力のボスにカタギの妹を拉致られた主人公、敵は主人公をおびきよせるためのエサとして使おうとする…というよくあるパターン
見てても「ああ、このパターンかよ」と陳腐な展開にあくびしながら見てると、油断してただけに見ててけっこう「そうくるか」という解決をしてくれるから楽しくて困らない
全編を通して、このままじゃ中だるみしそうというポイントでガツンとくるシーンを入れてくるんで、まったく飽きずに最後まで見ていられます
とにかくテンポのよさにこだわってるのはよく分かる…んですが、やっぱり食いたらなさ感は否めません
もうちょっと主人公サイドのキャラの掘り下げがあってもいいんじゃないかなあ、と
あとはそれでもやっぱりストーリーがアレすぎる所がちょっと気になる
敵さんが思いかけずにミサイルのような形をしていて、しかもタイマーみたいのがカウントダウンされてるものを拾ったら、そのまま保管しとくか?普通
売るために保管しておいたらしいけど、さすがに時間がせまってなお手元に置いておく理由が分からない
バカなの?どうしようもない暴力アウトロー集団って真性だっていいたいの?それでも敵組織には頭の良いエンジニアもいたのに…
いやいや、気にしちゃいけない
もうとにかくぬるぬるとよく動いてアクロバットしていく様を楽しめれば勝ち、ということで
個人的評価:80点
オススメ度:組織をつぶすのに英雄も力もいらねえ、金がすべてだ
アルティメット 予告
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