2009年1月2日金曜日

マイ・フレンド・フォーエバー

監督:ピーター・ホートン
出演:ブラッド・レンフロ / ジョゼフ・マゼロ / アナベラ・シオラ / ダイアナ・スカーウィッド / ブルース・デイヴィソン


輸血によりHIV感染してしまった少年、友達づきあいが下手な少年
ある夏休み、隣人どうしの二人は急速に仲を深め、やがてエイズの治療方法を探そうと乗り出す

昨日の「海を飛ぶ夢」のダメージが抜けきらないまま、今日もお正月に相応しい作品ということで死を宣告された少年もので
作風的に「夏休みのレモネード」なんだけど、正直「夏休みの~」の方が宗教的な話も絡めつつよくできていると思う
いわゆる泣かせ系っていうより、じーんとくるさわやか系な感じですね

とりあえず見てて思ったのが、HIV感染についての描写…というより字幕の付け方かな?そこら辺がえらい手抜きっぷりで困る
最初、空気感染とかの話だけ出て、見てる方は「ああ、なんか病気なんだな」と思わせといて、演出的にあえてはっきり言い表さないで後々で細かい病状について語るのかな…
と、思いきやいつのまにやら普通にエイズという単語が出てきていて、どうも話の流れがしっくりこなかった
最初からあらすじ知ってるの前提で話が進んでる感じで

この手の映画の展開として王道的に二人でこっそり冒険に出て友情を深めていくんだけど、病気を抱えた子と冒険とかドキドキもの…というより普通に二人ともムチャしすぎで危なっかしい
子供っぽさ、まあ、ぶっちゃけクソガキっぽさはとても良く描けてると思う
ちょっと失敗してへこんでも、次の日には何もなかったかのように振る舞える無邪気さ…まさにクソガキ

ただ友情を深めるのはいいけど、こういう作品における一時的な仲違い、親や周囲の人たちによって引き裂かれるという描写がない(実際はあるけどないようなもの)のは物足りなかったかなあ
悲壮感で見るというより、ちょっとさわやかな気持ちで全編みてられますが、ラストは…しょうじき泣きましたよ
少年が帰っていくシーンとか、こっちが油断してた所に「おお、そうかあ…そうだよなあ…」と

まあ、でも悪く言えばラストこそグッとくるものの、ちょい退屈な感じも否めませんでしたね

個人的評価:70点
オススメ度:病気に対するキチンとした知識を持ちましょう

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