2009年1月27日火曜日

ホームドラマ

監督:フランソワ・オゾン
出演:エヴリーヌ・ダンドリー / フランソワ・マルトゥレ / マリナ・ド・ヴァン / アドリアン・ド・ヴァン / ステファーヌ・リドー / ルシア・サンチェス / ジュール・エマニュエル・ヨウム・デイド


兄と妹、その両親とメイドがおりなす涙なしゲイありSMあり近親相姦ありのホームドラマ
ホラーもあるよ

フランスのジョン・ウォーターズと聞いたら観るしかねえ
ということでさっさと購入&視聴
マジで終盤まではウォーターズ作品みてるんじゃないかと錯覚するくらい手法が似てますね

ゲイに目覚めた兄、生きる気力を失ってSMに興じる妹、家族にまったく無関心な父、心配性の母、まったくやる気のないメイド
イカレたメンツにほれぼれしますね
唯一の良心的な存在のお母さんも、十分にイカレてます

まあ、そんなイカレっぷりにも理由があるんですが、その理由のいさぎよさが大好きです
そんな感じでキチっぷりを描いた映画で終わってれば、まあウォーターズまがいにしちゃ面白かったね、ですんだんだけど…

お父さんの「ある怖い行動」から先がもうぶっ飛びすぎて画面にクギ付け
たいがいの映画のオチには驚かないつもりだったが、これは一言でいえば「素敵すぎる」だろ
このラストの解釈にもいくつかあると思うけど、個人的にはネズミはイメージとしての存在で家族のイカレっぷりがMAXになっての凶行というふうに受け取りました

いくらB級脳でもラストの映像をそのままうのみにはできないかなあ
いや、でも実在してたと考えても…?
まあこの映画でそこまで深く考えるのもアレかもしれませんが

個人的評価:80点
オススメ度:一回みたら忘れられないでしょう




ホームドラマ 予告

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