2009年1月23日金曜日

兵隊やくざ

監督:増村保造
出演:勝新太郎 / 田村高廣 / 滝瑛子 / 淡路恵子 / 成田三樹夫 / 北城寿太郎 / 早川雄三


昭和十八年、満州に建つ関東軍兵舎に粗暴で東京でも問題ばかりおこしていた元やくざの初年兵、大宮貴三郎がやってきた
大宮の身元を預かることになったインテリ上等兵、有田とともに厳しい軍規の中でのアウトロー生活が始まる

勝新さんといえばパンツというネタは今でも通用するのか、ということはおいといて兵隊とやくざという単語の組み合わせに心躍らない男の子はいないでしょう
例えるならゾンビコップ、忍者VS少林寺に近いあこがれに似た甘酸っぱい青い春の輝きのような
まあ、そんな感じで

とにかく軍規が気にいらねえ→暴力で解決、上官が気にいらねえ→暴力で解決、なめられた→暴力で解決
もうすべてがバイオレンス的な解決方法をとる姿勢は素敵です
でも最低限ここだけは守らなくちゃ、っていう軍規を逆手にとってうまく有田が相手を封じつつ、大宮が大暴れする描写はすっきりしますね
いわゆる有田と大宮の男惚れの仁義系ストーリーなんですが、こういうの嫌いじゃないですね

しかし問題おこしちゃあ暴力で解決ってだけの内容なんで単調っていえば単調
日本人の大好きな偉くてふんぞりかえってるヤツを次々とねじ伏せていく、そんなだけの娯楽映画なんで深く考えないのがよろしいんでしょうね

見終わっても勝新のときおりみせる笑顔がいいなあ、というくらいの印象しか残らなかったけど、けっしてつまらなくはないインスタント映画ってことで

個人的評価:70点
オススメ度:ヘソ酒をじゅるじゅるしたい

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