2009年1月23日金曜日

ぼくらの

監督:森田宏幸
出演:皆川純子 / 阿澄佳奈 / 野島健児 / 三瓶由布子 / 牧野由依 / 能登麻美子 / 浅沼晋太郎 / 比嘉久美子 / 宮田幸季 / 高梁碧 / 藤田圭宣 / 井口裕香 / 杉田智和 / 保志総一朗 / 阪口大助 / 東地宏樹 / 石田彰


夏休み、自然学級ということで各地の中学校から海辺の寄宿舎に集まった15人の少年少女たち
そこで出会ったある男からゲームをしないか、と誘われる
14人が参加を決めた時、海辺に二体の巨大ロボットが出現、この一体に乗ることに
敵ロボットを倒さないと地球が滅ぶ…だが、ロボットを操縦するには操縦者の生命をエネルギーとして供給しなくてはいけないのだった

おっさんになるとTVアニメとか縁遠いものになるんですが、この「ぼくらの」の負ければ地球が滅んで全員死ぬ、勝てば操縦者だけ死ぬという設定にときめくじゃない
そんなわけでDVD借りてちょっとずつ見てたんですが、やっと見終わったんでまあテキトーに感想とか書いてもいいかな、と

話的には、操縦者決定→その操縦者のドラマ→バトル→次の操縦者決め、という流れで進むんですが、あいだあいだでゲームの真相がちょっとずつ分かってきて、しかし知ってしまったことで逆に辛い状況におちいることもあり飽きませんでしたね
いきなり15人とかポンと画面に出されても、ぶっちゃけキャラの把握とかできねえと感じたけど、最初は分かんなくてもそのまま話が進むにまかせれば分かってくるから大丈夫
というか、操縦者になればそのキャラのエピソードが語られるんで、そこで「ああ、そういうキャラなのね」と分かる

ぶっちゃけロボットものだけど戦闘シーンはオマケみたいなもんで、その戦闘による被害、またはそこまでに至る経緯がメインですね
最初のうちは次の操縦者は誰だろう、とドキドキしつつ、けっこう序盤から意外なキャラが選ばれるんで「え?もうお前の出番なの?」とちょっと驚くこともしばしば

ただちょっと他人の死に対するそれぞれの感情表現がクールすぎるというか、あっさりしすぎてる感じがしますね
お前らちょっと冷静すぎやしないか、と思うことも
あとは終盤のゲームの全容が見えたとこらへんが、そこまでのスピーディでいいテンポで進んできたのに急に淀んできたというか停滞してるなあ、とそんな印象が
で、ラストは駆け足すぎやしないかねえ
風呂敷をバタバタと急いでたたんでる感が見え見え
最後までわりとクールなんで、もうちょっと熱く、もっと露骨に泣かせ演出にしてもよかったんじゃなかろうか
まあ、これが作風といえばそれまでだけど

と、じゃっかん設定だけで生かされてるアニメっぽいけど、久しぶりに次の話を早くみたいと思わせてくれる作品でした

個人的評価:90点
オススメ度:ハリウッドとか好きそうな設定な気が




ぼくらの 予告

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