2009年1月25日日曜日

ブリッジ

監督:エリック・スティール

自殺の名所ゴールデンゲート・ブリッジ
自殺者の親類、知人、友人にインタビューをしていく


まさに自分の誕生日に見るのに相応しい内容の映画ですね
自殺とか身近に感じたことあるんで、わりと興味深く見れました

最初に、この映画は飛び込みシーンをメインにした衝撃映像集じゃないので、そっち系の期待はダメです
まあでもドキュメンタリーにしては作ってるかな感がちょっとしますが
あとはそれぞれの自殺者に対するコメントがクロスする部分があり、実際の飛び込み映像が間に挟まれるんだけど、じゃっかん誰が誰のことをコメントしてるのか分かりづらい
ここら辺が作ってる感がするんですね

いろんな人のコメントを短くつぎはぎすることで映画の構成的に飽きさせないように工夫してるんだろうけど、ちょっと分かりづらくなってますね
あとはイメージ映像を多用しすぎ、これを多用すると画面が嘘っぽく見えてしまう
自分の中でのドキュメンタリーは、映画として作りたい制作側のエゴ、きれい事だけじゃすまない対象者の言動や行動、人に見せたくないものまでを見せている距離感が大事だと思う
残念ながらそれがこの映画にはない
テレビのニュースでやってるインタビューとなんら変わりない感じで

ある決意をした人にとって、正論でそれをくつがえそうとしても、それは救済なんかじゃなくて苦痛を与えているだけ
ただ本音では助けてほしいと願ってる人もいるから厄介なんですよね
まあ、究極的には人が人の心なんか理解しようがない、と
個人的には人になにか意見する時は「お前が心からそれでいいと思ってるなら」とよく言います
この自分の考えはあくまで自分のものですからね
他の人が別の考えをもっていたとしても、それはそれでいいことだと思います

自殺を選択することは不幸で悲しいこと、生きていれば必ずハッピーになれる
心からそう思えるなら、それが答えでしょう

個人的評価:20点
オススメ度:私は自殺だけはしません




ブリッジ 予告

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